魯迅記念碑

魯迅の仙台留学を記念して仙台博物館前庭に建つ

竣工:1960年12月4日
場所:仙台市青葉区青葉城三の丸跡 仙台市博物館前庭
建設主体:魯迅記念碑建設委員会
委員長:熊谷岱蔵(元東北大学総長)
事務局長:半澤正二郎(日中友好協会宮城県連)
募金総額:1,332,530円
題辞:郭沫若
石材店:阿部太
石材:稲井石
設計:飯田須加賀斯(前東北大学工学部教授)
彫刻:白銀茂

碑文
内田道夫東北大学文学部教授の撰
「中国の文豪魯迅は一九〇四年秋から一九〇六年春まで仙台に留まり
東北大学医学部の前身である仙台医学専門学校に学んだ
しかし 故国の危機に心をいため  民族の魂を救うことが急務であるのを知り  文学を志すようになった
仙台は転機をもたらした土地である  中国の新しい文学の暁を告げる数多くの作品・評論を書いた魯迅の
若き日の留学を記念し  敬慕する人人の手で碑をたてて  偉大なるおもかげを永遠に伝える」

碑体
石巻産の玄昌石(または稲井石)

高さ
4.5メートル


2メートル

重量
10トン

魯迅ブロンズ像制作
翁朝盛

建設の経過
1959年8月、日中友好協会宮城県連の理事会で記念碑を建立しようと決め、まず準備委員会(59年9月~60年3月)で計画を練り、県内外の各界に呼びかけて建設委員会(60年3月~61年7月)を結成した。

60年12月に記念碑を建立、61年4月5日除幕式。
これには許広平夫人を団長とする中国婦人代表団一行が列席し、500余名の人たちが参加した。
その後、記念碑は仙台市に寄贈され、日中友好のモニュメントとして親しまれている。

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